PGIトピックス

プラチナ・レポート5

PGI 50周年特別企画
プラチナ・ジュエリートークセッション

2025.10

「プラチナ・ウーマン成功例から学ぶジュエリーマーケティング」

去る2025年8月27日、ジャパンジュエリーフェア(JJF)のイベントスペースにおいて、「PGI 50周年特別企画 プラチナ・ジュエリートークセッション」が開催されました。

本イベントは、PGIが2020年より展開する「プラチナ・ウーマン」プロジェクトの成功例を通じ、これからのジュエリーマーケティングを紐解く特別企画。会場には160名ほどの業界関係者が集まり、満席の盛況ぶり。特に、プラチナ・ウーマンに参画いただいている国内トップブランド4社によるトークセッションへの関心の高さがうかがえます。

「プラチナ・ウーマン」の戦略と成果について

グローバルCEO ティム・シュリックの挨拶から、イベントがスタート。
続いて、社長のハンキンソン尚子による「プラチナ・ウーマンマーケティング戦略」のプレゼンテーションが行われました。

登壇の様子

登壇の様子

まず、1975年に設立されたPGIの歩みを振り返り、プラチナジュエリーへの憧れと購入機会を創るための取り組みが続けられた50年の歴史が語られます。

そして、今回のトークセッションのテーマに深く関わるプラチナ・ウーマンの紹介です。

プラチナはブライダルや年配向けというイメージが根強い中、「今の自分に意味のあるジュエリー」「今の自分に合うジュエリー」として、若年層にプラチナの価値を伝えることがプラチナ・ウーマンの使命だと語るハンキンソン。ブランドアンバサダーである小芝風花さんの凜としたキービジュアルとともに「本当の私、輝く。プラチナ・ウーマン」をブランドメッセージとして展開していることをお伝えしました。

さらに、マーケティングの4Pに沿った戦略については、商品(Product)・価格(Price)面では10万円未満を主体とした手に取りやすい商品展開に力を入れていること、販売チャネル(Place)についてはプラチナ・ウーマンに参画くださっているブランド4社との協業に支えられていること、そしてプロモーション(Promotion)については、SNS中心のオンライン特化型展開とコンデナスト・ジャパン社との協業で成果を挙げていることなどが説明されました。

その後、会場に流れたプラチナ・ウーマンのブランドムービー、ショートムービーに、多くの来場者が足を止めて見入られている光景も印象的でした。

国内トップブランド4社によるトークセッション

続いて、イベントのメインコンテンツであるトークセッションへ。国内トップブランド4社のみなさまに登壇いただき、プラチナ・ウーマンへの参加理由から現状の取り組み、プラチナ・ウーマンならではの印象的なマーケティング手法、今後の展望について語っていただきました。

(写真左より)
PGI ハンキンソン尚子
株式会社エフ・ディ・シィ・プロダクツ 常務取締役 常務執行役員 第一事業部担当 皆川弘樹氏
株式会社ヴァンドームヤマダ 代表取締役副社長 山田稔子氏
田中貴金属リテイリング株式会社 執行役員 販売企画部部長 橘千佳氏
株式会社ポンテヴェキオホッタ 取締役 セールス&マーケティング部部長 堀田幸一氏

特に多くのご意見をいただいたのは「印象に残った『プラチナ・ウーマン』のマーケティング手法について」。若年層の支持を集めるアンバサダーの起用、デジタル発信の強化によるHPアクセス数増&実売増は各社からご評価をいただきました。さらに、プラチナ・ウーマンの商品を1点購入するごとに認定NPO法人カタリバ(※)へ500円を寄付する社会貢献プログラムについてにも触れ、一丸となって社会貢献活動に取り組めている現状が明かされました。

(※)社会に10代の居場所と出番をつくるための活動に取り組むNPO

今後のプラチナ・ウーマン展開と次世代顧客育成についても、各社の方針をお話いただきました。各社ともに共通するのは、プラチナ・ジュエリーの価値や楽しみ方を丁寧に伝えながら、それぞれのカラーを活かした商品開発に取り組んでいくこと、さらにプラチナ・ジュエリーファンを増やしていきたいということでした。

トークセッションが順調に進んだことで、急きょフリートークの時間が! 突然のことながら4社のみなさまが快く応じてくださり、興味深いお話を伺うことができました。

本イベントでは、4社のみなさまからプラチナ・ウーマンをきっかけに若年層がプラチナ・ジュエリーに触れ、プラチナへの関心が次世代に受け継がれていくことへの期待が語られました。PGIも同じ想いを抱いています。プラチナ・ウーマンを中心とした施策を通じてプラチナ・ジュエリーの素晴らしさを若い世代に伝え、未来の顧客創出につなげていきたい、次の50年を見据え、今後も業界全体の活性化に寄与していきたいと考えております。

次の50年も、ともに。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。

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